RAW

96年に結成、神戸スター・クラブ、チキン・ジョージ等を基盤にライヴ活動を開始。ギター、ドラム、ベースによる3ピース。そのトランスに共通する高揚感のあるサウンドやエレクトロニクスの導入により、ライヴハウスにとどまらずクラブ系支持も高く、その手のイベントにも数多く参加。98年にはVA "the Garden of Nu NuLAX NuLAN"に参加。2000年にはSatanicpornocultshopの"Belle Excentrique"にも数曲客演している。

 

 

Nu NuLAX NuLANとしては異例のスタジアム系バンドのCDがリリースされます。神戸出身の彼らにとってのスタジアムとは西宮球場系ポスト・ロックなのですが、トランスやらアンビエントやらイビサやら的な意味合いでこちらも煙モクモクなのでクラブ系の支持も高く、その手のイベントによくお呼ばれする彼らRAW。しかし港のジェニーの不義理には「ええ加減にせいよ」と一括、「二度と演らしたれへん」てな切り替えしに「構うか」とちゃぶ台ひっくり返す男前な侍3人衆。今回のミニ・アルバムでは芥子の葉でこさえたスーツを身に纏うサンタナが、三途の川の辺で羽を休めるトレント・レズナーなアンビエントさをザクっと抱きしめると、突如BPM135のリオのカーニバルの団体がチャカスカなだれ込んでくるというエモーショナルなU2さです。彼らのサウンドを聴いているとギターって本当にいろんな音が出るんだなあと深遠な 気分にさせられますが、そんなサウンド&レコーディングな見解など置き去りに、彼らは「2002年のルビー・チューズディ」とでも言いたくなるような哀愁トランス・フォーク・ロックをはじめ、ジョン・カサベデスの本を小脇にポン・ヌフでPちゃんと待ち切ってたら、突如UFOに拉致され危うく脱出した先は暴徒がチュパ鏑(かぶら)乱獲中の南米チリであった…!というようなワールドワイドな冒険活劇音楽を大展開!ここは何処ですか?シカゴ?ブリストル?いいえ、神戸です。

 

 

RAW
[Rush and Wonder]

(NUCD8178)
2002.4.25.